こちらのページでは、アンシャンテに縁のある方たちによる
お茶にまつわるお話や、美味しいもののお話をお届けします。

   
   
 

今以前品切れになっていた『バラの紅茶』がリニューアルして新登場とのことで、先日僕もいただきました。この紅茶は森の売店にいた頃から気になっていたのですが、始めは「こういうのもあるのか…」と少しびっくりしたことを覚えています。他にも四角いキャラメルが入った『キャラメルティ』や、コーヒー豆が入った『カプチーノ』などなど、ティーブレンダーさんの「食」へのたゆまぬ探究心と遊び心が感じられます。

この『バラの紅茶』ですが、まず袋を開けてみるととても透き通った、自然の薔薇の香りが広がります。香りを嗅いだだけでもとてもからだに良さそうな感じです。味のほうはかすかに甘くやさしい。ほのかに薔薇が香る、すっきりとした後味。洋菓子にもとても合いますので、これを読んでくださる方の中でまだお試しになられていない方は、ぜひ一度お試しなさっていただきたいです。
 
ところで、薔薇という花は、古くからその目に見える美しさ以上の含みを抱えてきました。
一つの例として、「薔薇の本数には意味がある」という話があります。1本で「一目惚れ」、これが100本になると「年老いても共に」、999本(!)になると「何度生まれ変わってもあなたを愛する」といった意味を持つそうです。ちなみに、薔薇の本数とその意味についてはまだまだ例がありますので、興味を持った方はインターネット等で検索なさってみて下さい。

また、薔薇のイメージを象徴しているものとして『病める薔薇』という詩があります。これはイギリスの詩人兼画家、ウィリアム・ブレイクによって作られたものですが、この詩の中には「真紅の喜び」や「暗く密かな愛」といったフレーズが出てきます。これもまた、私たちが遥か昔から薔薇の病的なまでの美しさに惹かれてきたことの好例といえるでしょう。ともあれ、この薔薇という花を最も的確に、そして手短に表しているのは、やはり古くから言われるところの「綺麗な薔薇には棘がある」という言葉ではないでしょうか。

 

 

Junki

 

 

 
   
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Vol.14 お茶会と「アリス」
Vol.13 季節の紅茶
Vol.12 薔薇が語るもの
Vol.11 海外の空気について
Vol.10 ケルンで会った女の子
vol . 9 夏の記憶
vol . 8 夏の夜
vol . 7 いろいろな「かおり」
vol . 6 りんごのお菓子とお茶の時
vol . 5 紅茶と焼き菓子と共に過ごす時間
vol . 4 秋の夜お茶
vol . 3 桃のアイスティーと桃のデザート
vol . 2 台湾茶
vol . 1 紅茶とお菓子の時間
   
   
   
   
   
   
 
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