こんにちは。
朝晩は本当に寒くなって、冬がもうすぐ来るんだなと感じます。
皆様如何お過ごしですか?
落ち葉や冷たい風、あたたかいお茶に美味しいもの達。
一番好きな季節かもしれません。
店先に色々な種類のりんごが並ぶ季節になりました。
家で作るお菓子で、一番好きで作るのが、りんごのお菓子かもしれません。
意外に、お菓子屋さんで見かけるりんごのお菓子って少ないと思いませんか?
通年だとアップル・パイですとか、秋になるとタルト・タタンですとか、大まかに言うとそれくらいじゃないでしょうか?
(季節のスぺシャリテでお店に並ぶのは見かけますね。)
なので、家で作りたくなるのがりんごのお菓子です。
りんごは身近な素材ですし、後はシンプルに粉とバターと卵でりんごの焼き菓子を作り、
お茶と一緒に楽しむというのが寒くなると私の家では増えていきます。
元々、秋になるとりんごのお菓子を食べたくなり、よく作っていたのですが、
娘が生まれてから、家でのお菓子作りへの接し方といいますか、向き合い方が変わりました。
気ままに作ったり、試作を兼ねて、一日中作ったりしていたのですが、
そういった時間をみつけるのが難しくなりました。
しかし、バタバタと赤ちゃんと対峙する時間の中で、
お菓子とお茶の時間が自分にとって大事なのだと再確認。
日中の節目に、お茶を淹れて、お菓子を切って、テーブルに着く。
その時間は自分だけのもの。または、家族と何気ない話しをしながら楽しむ。
家族や自分の憩いの時間に食べるお菓子を、素材を選び、安全で自分好みのものを作れる。
今までもよりも一層、家で作るお菓子に対して愛らしさと嬉しさみたいなものを感じるようになりました。
シンプルなレシピや定番のお菓子が好きで作っていましたが、
よりシンプルで、いつ食べても飽きのこない大らかなお菓子を一層作るようになったと思います。
娘が生まれてからは、そういったレシピが増えていきました。
娘も今では、少しずつ私の作ったお菓子を食べられるようになり、
笑顔で「ケーキ食べる!」と言ってくれると、本当に嬉しくなります。
小さい頃からお茶の時間が好きでしたが、自分の家族と囲むお茶とお菓子の時間が出来た今。
お茶を淹れて、お菓子を装う。
何気ない話し、笑顔、もぐもぐと動く口。
一日の少しの時間ですが、これからも大事ですし、楽しみたいなと思っています。
家でのお菓子作り、是非一度お試しになってみて下さい。
*私事で恐縮ですが、りんごのお菓子の本を出すことになり、11月に発売されました。
「りんごのかんたんおうち菓子」という本になります。
家でつくるりんごのお菓子が満載です。是非家でつくるお菓子のひとつにして下さったら嬉しいです。
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