7月も半ばを過ぎ世間では梅雨明け、本格的な夏の到来ですが、わたしの大学では試験期間です。この一週間で春学期の成績が決まるので気を抜けません。というわけでこの時期になると徹夜で勉強することもしばしば…。
そんな時頼りになるのがアンシャンテの紅茶たち。
ふだんは部屋にこんな風に飾って、殺風景な私の部屋のオシャレ度を上げてくれています。そして深夜2時頃、机に向かってふらふらになりそうな時、おもむろに立ち上がり棚の前で紅茶を吟味し始めます。新しい袋の封を切る瞬間は、至福の時です。
頭の片隅で『ヨーロッパ政治史?のレポート、資料が足りない』などと考えながら、お気に入りの「プティット・フランス」の紅茶を淹れます。3分も経たないうちに、蓋と鉄瓶のすき間から優しい香りが漂ってきます。わたしはこの香りが大好きです。いつも飲んでいると、朝もやが晴れていく山のふもとの村の景色が頭に浮かびます。それは飲むたびに鮮明になっていく景色なので、フランスに行った時にそこに似た場所を探してしまいそうです。
一口飲んでしばらくすると眠気も覚め、レポートへの新たな活力が生まれます。なんと贅沢な使い方なのでしょうか。しかし間違いなく、この紅茶たちは私の戦友です。
試験期間が終わると晴れて夏休みです。今年の夏は、ドイツに2ヶ月短期留学をします。
というわけで次回はドイツ・ケルンからお伝えします!
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